作成者: kyokoyarimizu

2015年12月14日 第13回SDJBF

今回は、ハイオ州立シンシナティ大学助教綬 佐々木敦朗さんに「ファームからデビューそしてGTP代謝への道のり」の題で、研究の話だけでなくキャリアパスのお話も同時にしていただきました。彼は東海岸の研究者が中心となり運営されているUJA(海外日本人研究者ネットワーク United Japanese researchers Abroad ( http://uja-info.org/ ))の代表もされており、ネットワークの大切さについても話していただきました。今回のSDJBFは、サンディエゴで開催されたAmerican Society of Cell Biologyに日を合わせて開催したため、学会参加中のたくさんの日本人研究者の方々にSDJBFに立ち寄っていただくことができました。他州からそして遠くは日本から足を運んでいただいた方々、SDJBFの参加ありがとうございました。

 

広告

2015年4月25日 第12回SDJBF

  Ajinomoto Althea IncでSr. Director of Technical Developmentとしてご活躍されています竹中康浩氏に「Simple, Pure, Active -タンパク質発現受託サービスCorynex®」というタイトルで種々のアミノ酸生産に活用されているコリネバクテリウムを用いたタンパク質分泌発現システムの技術開発の話を中心に、バイオ医薬品関連領域への事業展開についてのご紹介していただきました。

UCSD School of Medicine (Trey Ideker研究室)でresearch associate / bioinformaticsとしてご活躍されています大野圭一朗氏に「ライフサイエンス向けデータ可視化技術の現状」のタイトルで、現在どのようなツールがデータ解析と可視化の分野に存在するかを俯瞰し、実際に利用する場合のメリットや問題点をお話していただきました。大野氏は生物学的ネットワーク可視化プラットフォームのCytoscape (http://www.cytoscape.org/) のCore Developerとしてもご活躍です。

SDJBF 12_2SDJBF 12_1 SDJBF 12_3

2015年3月13日 特別公演

公演タイトル:日本における医学研究開発のあり方~新薬創出国であり続けるために

岡田 就将 氏
(厚生労働省大臣官房厚生科学課課長補佐)

プロフィールと公演内容: 2000年、東京医科歯科大学医学部を卒業された後、国立成育医療センター等で小児科診療(血液・免 疫分野を中心)に従事。2005年、厚生労働省に入省され、がん対策推進官、内閣官房健康・医療戦略室参事官補佐、 国際食品室長等を歴任され、現在に至る。日本の医学研究体制の現状、さらにこの4月より公的な医 学研究のしくみが大きく変わろうとしていますが、その目的についてお話していただくきました。日本での基礎医学研究の目指す方向性や起業環境などについて米国と比較し、人口減少社会において高付加価値産業を振興するための日本特有の医学研究開発の体制について討論会をしました。

2014年11月21日 第11回SDJBF

最先端・指静脈認証技術の優位性と可能性の課題

天貝 佐登史 氏
(株式会社モフィリア Mofiria Corporation 代表取締役)

プロフィールと公演内容: 東京工業大学工学部制御工学科卒業後、同大学院総合理工学研究科システム科学(人工知能)専攻修了。1979年 ソニー株式会社 テレビ・ビデオ事業本部入社。ソニーアメリカ赴任(NJ) テレビ商品企画責任者、事業企画/経営企画VPを任務後、1992年 ソニーアメリカに赴任する。帰国後本社 国際人事部長、R&D人事統括部長を兼任し、2000年にエンタテインメントロボットカンパニーのプレジデントとなる。2007年にFVA(静脈認証)事業開発室長任務後、2010年に株式会社モフィリアを企業する。今回の公演では、他の生体認証との比較及び優位性を含めて静脈認証とは何かを説明、またシステムの速さ、簡単さなどを理解していた だくためのデモンストレーションと技術の紹介、静脈認証のグローバルユースケースとして病院をはじめとした使用例の紹介、将来の可能性、さらに今後の普及のための課題を話していただきました。

蛋白質溶液論研究と日本のバイオ業界の今後

津本 公平 氏 工学博士

東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻,医科学研究所(兼務),創薬オープンイノベーションセンター(兼務)教授

プロフィールと公演内容: 東京大学工学部工業化学科卒業。1995年東京大学大学院工学系研究科博士課程中退後、東北大学大学院工学研究科生物工学専攻助手となる。 1997年 東京大学工学博士を取得し、東北大学講師,准教授を経て、2005年東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻助教授となる。2010年 東京大学医科学研究所疾患プロテオミクスラボラトリー教授となり、現在にいたる。バイオ医薬品開発は、米国のみならず、欧州、日本、韓国、中国において国家戦略により推進されるようになっています。しかし、その基盤技術の多くが、蛋白質溶液論によることが多いことは意外と認識されていません。本講演では、荒川力博士(APL)、江島大輔氏(Ajinomoto)との共同研究を中心にその成果を紹介するとともに、本邦の国家プロジェクトの動向等を概説していただきました。

11_1 11_2

2014年6月27日 第10回SDJBF

米国研究子会社の課題と将来

櫻井 直樹 氏、農学博士
(Tanabe Research Laboratories USA (TRL), President & CEO)

プロフィール&講演概要:農学博士 。京都大学農学部卒業後、田辺製薬(現三菱田辺製薬)で微生物部門の研究員としてキャリアを開始。田辺製薬と田辺三菱製薬で薬理部門、標的探索・HTS部門、バイオロジクス研究部門などでマネージャーや部長を歴任。途中、Signal Pharmaceuticals社(現Celegene)研究員、Tanabe Research Laboratories USA (TRL)薬理部長など米国での研究生活を体験。また、研究企画部にてバイオマーカー、産学連携、アライアンス関連業務にも従事したのち、TRLのPresident & CEOとして現在に至る。 今回は日系製薬企業が研究部門を米国に設立する意義を、過去と現在の体験を踏まえて話していただきました。

HIV/AIDSにおける遺伝子治療の現在

清水 佐紀 氏、医学博士
(AIDS institute, UCLA, Assistant Researcher)

プロフィール&講演概要:名古屋市立大学薬学部薬学科卒業。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科ウイルス制御学(旧、微生物学教室)にて医学修士、博士を取得。AIDS institute, University California, Los Angelesにてポスドクを経て現在はAssistant Researcher。大学院生時には厚生労働省管轄の国立感染研研究所エイズ研究センターで客員研究員。現在はHIVの遺伝子治療のベクター開発に携わっており、そのうちの一つはclinical trialに入っている。講演ではそのclinical trialに入っているHIVに対する遺伝子治療開発のお話と、その有効性をみるために開発された新しいヒト化マウスモデルの話をしていただきました。

10_1 10_2 10_3

2014年5月17日 SDJBF特別公演

ドラッグリポ ジショニングに関する現状と課題

講師: 水島 徹先生 Tohru Mizushima, Ph.D.
(慶應義塾 大学薬学部分析科学講座主任教授 LTTバ イオファーマ株式会社取締役会長)

プロ フィール:1992年に東京 大学大学院薬学系研究科修士課程を修了された後、山之内製薬株式 会社に入社。1994年に同社 を退職された後アカデミアに移られ、九州大学薬学部微 生物薬品化学助手、岡山大学薬学部微 生物薬品化学助教授を経て、2004年に熊本 大学大学院医学薬学研究部の創薬化学講座薬学微生物学分野の教授 に就任。その後、熊本大学薬学部附 属創薬研究センター長なども歴任され、2011年から現 在の慶應義塾大学薬学部分析科学講座の主任教授に着任。先生はアカデミア での教育や研究業務に従事されるだけでなく、ベンチャー創出事 業の推進にも大きく貢献され、実際にご自身も LTTバイオファーマ株式会社取締役会長として医薬品の開発に携わ れています。

講演内容:ドラッグリポジショニング(DR)は既存医薬品に関 する臨床情報やそれらの作用に関する網羅的解析(DNAチップ解析 などのケミカルプロファイリング解析や既存薬ライブラリーを用い たランダムスクリーニング)から得られた情報 を活かして、既存薬を別の疾患 治療薬として開発する(適応拡大)研究です。DR研究の利点 は、既に臨床で使用されている、即ち安全性、及び体内動態が臨 床レベルで確認されていることから、より確実に新薬に 繋がる点です。さらに、DR研究は薬効不 足などの理由から開発を中止した薬物に関しても適用し、その薬を 復活させうる利点をもっています。従って、DR研究は患者だ けでなく製薬企業にとっても大変重要な研究だと考えられます。今 回は、DR研究のパイオ ニアである水島先生にDR研究の現状と課題についてお話していただきました。