2014年5月17日 SDJBF特別公演

ドラッグリポ ジショニングに関する現状と課題

講師: 水島 徹先生 Tohru Mizushima, Ph.D.
(慶應義塾 大学薬学部分析科学講座主任教授 LTTバ イオファーマ株式会社取締役会長)

プロ フィール:1992年に東京 大学大学院薬学系研究科修士課程を修了された後、山之内製薬株式 会社に入社。1994年に同社 を退職された後アカデミアに移られ、九州大学薬学部微 生物薬品化学助手、岡山大学薬学部微 生物薬品化学助教授を経て、2004年に熊本 大学大学院医学薬学研究部の創薬化学講座薬学微生物学分野の教授 に就任。その後、熊本大学薬学部附 属創薬研究センター長なども歴任され、2011年から現 在の慶應義塾大学薬学部分析科学講座の主任教授に着任。先生はアカデミア での教育や研究業務に従事されるだけでなく、ベンチャー創出事 業の推進にも大きく貢献され、実際にご自身も LTTバイオファーマ株式会社取締役会長として医薬品の開発に携わ れています。

講演内容:ドラッグリポジショニング(DR)は既存医薬品に関 する臨床情報やそれらの作用に関する網羅的解析(DNAチップ解析 などのケミカルプロファイリング解析や既存薬ライブラリーを用い たランダムスクリーニング)から得られた情報 を活かして、既存薬を別の疾患 治療薬として開発する(適応拡大)研究です。DR研究の利点 は、既に臨床で使用されている、即ち安全性、及び体内動態が臨 床レベルで確認されていることから、より確実に新薬に 繋がる点です。さらに、DR研究は薬効不 足などの理由から開発を中止した薬物に関しても適用し、その薬を 復活させうる利点をもっています。従って、DR研究は患者だ けでなく製薬企業にとっても大変重要な研究だと考えられます。今 回は、DR研究のパイオ ニアである水島先生にDR研究の現状と課題についてお話していただきました。

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